たましいの帰るところ

たましいの帰るところ
大きな音を出されたから
そこからふらふらと逃げ出して
どこかに他の隠れ家は無いだろうか
どこかに座れる場所は無いだろうか
そんなことを考えながら
いつしか時はたっていた
何度もいろんな場所に腰をおろしてみて
どうにもしっくりこないなぁと感じて
でもこれが「安心」なのかなぁと
考えてみたりして
定住することはあっても
定着することは無くて、
いつしかまたふらふらとよそに行って
自分のきた道を振り返る余裕もなくて
おーい、僕はここだよと
一生懸命に叫んでみたけれど、
その結果いつも、
反応はいくらか得られるのだけれど、
自分がそこになじめないから
得られるものは悲しみばかり
そうこうしてまたふらふらしていたら
いつしかかつていた場所に
戻ってきていて
まだ怖い思い出が
入口までは残っていたのだけれど、
ふらふらしているから、
そんなことに気をとめずに入ってみると、
前にいた怖いものはもうなくなっていて
昔味わったゆっくりしずかな
言葉が止まるところに
帰ってこれたのでした。

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