翼とクジラ、特に円周上のもの

翼とクジラ、特に円周上のもの
琥珀に包まれた私は
唇に触れる水の冷たさを
他のものにとっては
それを翻弄する大きな力に
優しく包まれ、
あるいはそれをあやしながら、
全身を使って感じている
時折聞こえる一万kmの声
いたずらな風が葉っぱを弄ぶに似て
その意匠が指し示すものは
我の姿か
衛星を伴い、ぐるぐる回る
記憶の中のいつかの恋は、
乾燥した空気に身をさらす様になった
印象はそのままで。

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