鐘のない鐘

関係性の受諾
あるいは拒否
いつかの叫びを
みつめることと
無視すること
思い出の克服
あるいは隷属
台詞の隠蔽
道化であることの悟り
己のどうしようもなさ
あるいは
自発的に、
犠牲者になるということ
風景の他人
言葉の他人
あるいは
連関の他人
物乞いの視線は
誰のものか
それらを纏い
それらを繕い
それらを紡ぐ
そんな歌声は、
人間一人分の闇に
そっととけ込み、
青空はいつまでも
優しく反響する

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