光線の上を疾走する
一匹の鼠が
鍵穴に埋まったチーズの
思惑を手にして
夜が訪れ
夜が明ける
夏の風は
その思惟をつとめて
鈍くなり、
いつかの波紋は
茶色に染まる
赤く染まった木の葉の顔を
見知らぬ人は訳知り顔か
広場に集まる人の名も
誰にも知られずに、
一羽の烏が飛び立った

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA