雨と思い出

苦しい気持ち
逃げ出したい気持ち
解決したい気持ち
通り過ぎたい気持ち
色んな嫌な気持ちが
あるときには
すかっとする様な事
気分転換出来る事
楽しい事に埋もれたくなる
そうして、
苦しさを通り過ぎた後には
雨の後の雲間から
太陽が顔を出して
爽やかな風が吹く
青空はいつまでも続かぬが
後に訪れる雲も雨も
またいずれ通り過ぎていくもの
私たちはそうして
季節を体に循環させて
生を営んでいく
雨の日は訪れる
暗く辛い日はいつか必ずくる
その雨は
心の中の幼い自分の涙かも知れぬ
あるいは
身近な人や見知らぬ人が
傷つけられた影かも知れぬ
雨は、
冷たく
暗い
けれども時には
誰かを思う
優しさかも知れぬ
だとすると、
雨は必ずしも
遠ざけられるものでは
ないかも知れぬ
晴れの日には
飲んで歌い、
雨の日には
その雨を
体一杯で受け止めて
ずぶぬれになる事も
必要かも知れぬ
その悲しみが
安っぽい娯楽や快楽
あるいは安易な共感で
消してはならぬ
己や己と共に生きてくれた者の
大切な
思い出ならば

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