乾燥した街の
丘の上にある寺院
空はいつもより
遠くて青い
観光客は集まる鳩に
餌をあげて
建物の写真を撮る
そういう雑踏の間を
すり抜ける様にして
寺の入り口までくる
自分は何のためにここに来たのか
自分はどうしてここにいるのか
そういうことへの問いの答えが
異国のおもむきの中に
ありそうな気がして
一歩を踏み出す
日本と同じような
けれどももう少し
優しくて弱い顔の
仏様に対して
祈りを捧げる人々
鐘にふれて
ぐるぐると
寺の中を一回りすれば
祈りはそれで終わり
目を閉じている人々
慈しみを感じる人々
国籍や言語は異なるけれども
祈りの存在
祈りは人にとって
原始的なものだということ
そんなことを
教えてもらう旅

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