つつじと茶、青空

車の扉を開くと
甘いつつじの匂いが香る
乱れた季節の年の
温かな五月
一度目を閉じて
次に目を開けたら
幾つもの時間が過ぎ去って
残るのは今
天の廟の中で
おかしさと楽しさがこみ上げてきて
ほんのちょっぴりの寂しさの後味
つつじの色が
季節が変わっても
あざやかに残り続けるように
一緒に時を重ねて
年月を過ごした人達の
笑顔と声と
悲しさや怒りでさえも
その全部を記憶して
一杯の緑茶と
青い空

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA