露色

木の葉の下に住む
遠く離れた友人へ
露色の贈り物を届けよう
心のこもった
雨が終わり
朝の心地よい風
誰も他人の人生に
及ばぬ
夢の後は
食後のお茶を
絵が書き終わったら
かくれんぼを
季節が変わって
お互いを知らない間に
年を重ねた
山のふもとの
ノイズのない
一生懸命な日々
幾年も続く
法隆寺も
それに連なる
週末の
つかの間
働きつつかれ
つかれた人は
じゅわっと
消えて
空を優しく包む

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