置去り

冬の厳しさに
雅楽の笛が
笑って
泣いて
垂直に打下ろした
ボールが跳ねて
螺旋で立ちどまる
離れては近づき
遠ざけたものは
夕日
駱駝も
雨音も
街も
何等かの流れも
置去りにして
じりじりと
私達を乾かす
光りのたまが
沈みゆくのを
眺める
温度は
置去りにして

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