素描

まだ出会ったことのないあなたと
毎日少しずつ言葉を交わして
親しさを深める
実際に顔をあわせるまでは
足りないピースがあるような気もするのに
間とか言葉の選び方で
ぴたっときているような気にもなっている
他の人にはない
その人だけの魅力
ひょっとして
自分にだけ、
少なくとも限られた人にだけ、
分かるんじゃないかというような魅力
雪の上を歩く日々の背中を
軽くするような魅力
不思議な気持ちと
ラッキーな気持ちと
手放したくないような気持ちと
ひょっとして勘違いなんじゃないかというような気持ちと
明日に向かうための理由を問うことの
必要性を減らしてくれること
自分のことを考える時間が
減っていく幸せを感じさせてくれること
巧妙な罠に嵌って
抜け出せなくなるような
世界が閉じていって
でも、
深まっていくようなこと

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