灯籠

水鏡にうつした風景を
放り込んで
濁ってしまうなら
隠された風景を
照らそう
誰も彼もみたことがないのに
嘘を食べて生きていると思うのなら
そこにある真実を
照らそう
知っている人はいない
だからといって
纔かな違和感がそこにないわけではない
少しずつ明らかにされていく様子で
現在に飲み込まれず
顔をちぎって分け与えた人のように
灯籠を片手に
照らして進む

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